「歎異抄」を音読する(1)
「歎異抄」音読の第1回です。
「歎異抄」を朗読する、もしくは他者の朗読を聞く前に、自身の声で音読してください。歎異抄の文字をしっかり見て、それを自分の声にして、自分の耳に、自分の心にとどくように音読してください。音読を繰り返し、こころからの理解が深まれば、それは自然と朗読になります。音読が出来なければ、朗読は出来ません。また他者の朗読をしっかり聞くことは出来ません。
歎異抄の真意は、ひとえに自身の口でこころから「
歎異抄(異なることを嘆く抄)は、親鸞の弟子、
歎異抄
序 ひそかに
一 「
弥陀の本願には、老少・
一 「おのおの十余ヵ国のさかひをこえて、
しかるに念仏よりほかに往生のみちをも存知し、また
念仏は、まことに浄土に
弥陀の本願まことにおはしまさば、
一 「善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや。しかるを世のひとつねにいはく、『悪人なほ往生す、いかにいはんや善人をや』。この条、一旦そのいはれあるに似たれども、本願他力の
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